宮ノ淵復活へ向かって

まずは岩瀬氏、河口氏より現地確認をしてもらう事となった。

2020年11月14日、北海道から岩瀬氏、徳島から河口氏が手弁当で駆けつけてくれた。

左:岩瀬氏 中央:河口氏 右:池田副代表

河川工学のスペシャリスト岩瀬氏よりどうして宮ノ淵が埋まってしまったのか?、今後どうなるかの予測説明等、様々なアドバイス、説明を受ける。

宮ノ淵上端の川幅が広くなるエリアは増水時、上流の(川幅の狭い)強い流れで動かされた大きな石が、川幅が広がり流れが緩んだ所で石を動かすパワーが無くなり堆積して行く。(白沢合流点付近)

この堆積した石は新潟福島豪雨以上のパワーのある水が出ないと動く事はないという事。

10年、30年、もしかしたら100年後にはその様な水が出る事があるかもしれないが、それまでの間に現状で問題がないのか・・・

現場では本当に貴重なアドバイスを頂きました。

その後、河川内に降りて大まかな測量を行い、改めて大量の石が宮ノ淵上端に堆積している事がわかりました。

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バーブ工法

豪雨から数年。

淵として機能しなくなった宮ノ淵をどうにか復活させたいという想いはあるものの

復活させる方法をどうしたものかと暗中模索の日々。

そもそも素人考えでは重機で淵に堆積した土砂を取り除く位しか思い浮かばない。

重機で掘り下げれば復活するのか・・・

またすぐに埋まってしまうのでは・・・

出来れば、重機に頼らず、できるだけ人力やその場にあるものを利用してどうにかできないものか・・・

そんな話をしながら月日は流れ、ここ数年はフィッシュウォッチングも開催できずにおりました。

バーブ工法と出会う!

そんな折、銀山平や育てる会にアドバイス、ご尽力を頂いている徳島大の河口准教授からバーブ工法という技法の情報を頂いた。

バーブ工法のバーブとは釣り針のバーブ(かえし)の事で川の流れに対して、河岸から高さの低い(水面直下位の高さ)堤防を上流に向け数m突き出し(これがバーブ)、流れに運ばれてくる砂を溜め、現在の流れを時間を掛けて蛇行させ寄り洲を形成することを目的とした新しい河川工法の技術だそうです。

そしてこのバーブ工法の第一人者が㈱北海道技術コンサルタント川づくり計画室の岩瀬晴夫さんで河口さんと仕事上の繋がりもあり、宮ノ淵復活の為のアドバイスをいただける事となった。

続く・・・

写真は2020年11月18日の宮ノ淵 画像右側が上流

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2020年10月3日 人工産卵床造成

31名の有志が駆けつけてくれた!

奥只見の魚を育てる会産卵床造成終了!

イベント参加皆さまお疲れさまでした今年はコロナ禍の緊急事態でしたが…

安全対策を万全にイベント実行致しました。

30名近い大勢の人が力を合わせて…

次世代に魚を育てる🐟繋ぐお手伝い…

今年も無事にイベントができて一安心!

                              奥只見の魚を育てる会 広報理事 市村晃

朝は徳島大学の河口先生から「自然エネルギーと野生動物」をテーマにご講義頂きました。

皆さん真剣に耳を傾けていました。

河口先生大変ありがとうございました!

そして今年も八海醸造さんから差し入れを頂き、参加の皆さんで美味しく頂きました!

この場を借りてお礼申し上げます。

                                      事務局 星

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イワナ発眼卵放流・・・2019年12月14日

今冬の魚沼市内の平地は積雪ゼロという過去に無い超暖冬小雪となっています。
少しずつ自然のサイクルが崩れ始め、体感的にわかるほどの影響となって表れ始めたのでしょうか・・・・

今年も奥只見・銀山の魚達に寄り添いながら活動できたらと思います。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

遅くなりましたが年末に行ったイワナ発眼卵放流のレポートです。
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2019年12月14日 快晴 気温マイナス12度(AM7時) 参加人数16名

ここ何回かのイベントは天気に翻弄されていた事もあり一番の心配は当日の天気でしたが前日から安定した高気圧のお陰で綺麗な青空が広がりました。

放射冷却の影響で朝はガチガチに冷え込み、里では体験できない気温となりましたが悠々と流れる北ノ又川と銀山を包んだ真っ白な雪と青空はこれを見るだけでも、ここに来る価値があると思える景色でした。

急な呼びかけにも関わらず16名の参加者が集まりました。

前日に魚沼漁協からご提供いただいたイワナの発眼卵は魚野川で活動されているU’s+Futuresさんと分けて

銀山へは16,000粒 発眼卵の積算水温は341℃ 


という事で早速作業開始!今回も直播き方式で作業しました。→水産庁資料https://www.jfa.maff.go.jp/j/enoki/pdf/jinkousannranjyou.pdf
砂利選別→埋設箇所の河床ならし→塩ビ管を川に突き刺し砂利で回りを固める→塩ビ管内に発眼卵を入れる→砂利で卵を覆う→塩ビ管を抜く→埋設箇所を踏まないように目印の石を置く


殆どが何回も参加いただいている方々でしたので作業もスムーズに進行していきました。


当日の水温は4℃(作業終了後午後に計測)

やはり砂利選別が重労働!


発眼卵投入準備完了!

いよいよ発眼卵!
卵の中でクルクルと動いています。 卵の中の黒い点は目玉

成魚放流ではなく、より自然に近い、野生魚を増やしたいのです。


埋設後の河床

積算水温450℃前後で孵化するのでそろそろ孵化しますね!


今年もノロくても一歩一歩着実に進んで行けたらと思います。

今年も奥只見・銀山平を宜しくお願い致します。

                           

事務局 星

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人工産卵床造成・・・・・2019.10.19

今年も秋のイベントは台風に翻弄されてしまいました。
10月5日に予定していた人工産卵床、BBQ懇親会そして6日のフィッシュウォッチングは台風18号の影響を考慮し中止。
しかし人工産卵床造成だけは奥只見の未来の為、本当に小さな手助けかもしれないがやろう!と!

今年も人工産卵床を中荒沢本流に造成し今シーズン銀山湖で釣れたイワナを荒沢ヒュッテさんからご提供頂き産卵する親魚を放流しました。

そして八海醸造(株)よりご協賛いただきました。

以下、市村理事リポートです!

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~奥只見の魚を育てる会イベント報告~

◆10月19日 (土)人工産卵床造成&親魚放流◆

2019年度放流も、無事に終了致しました! 御協力頂いた有志皆様 お疲れさまでした!

度重なる台風の到来に延期していた放流会
天気と、安全場所を確認しての実施でした!
アナウンスが遅れた事をご理解ください…

2019年も、何とか放流が行われひと安心
継続することの大切さを実感いたしました!

奥只見の魚を育てる会 広報市村彰
河は眠らない…今年もお世話になりました!

急な放流会 お集まり頂きありがとうございます!

八海醸造様より今年もご協賛いただきました。

親魚放流イワナ 今シーズン銀山湖で釣られた60オーバー

池田副代表の指示のもと!

明日世界が滅びるとしても今日あなたはリンゴの木を植える…..
継続することの大切さ  開高会長スピリット

支流はかなり削られていましたが安全第一で作業を

車道から資材運搬

数十回にわたる作業で手慣れた仲間たち

産卵床に敷き詰める石の選別

石の選別、運搬は体にコタエマスネ

2カ所目の産卵床

親魚放流

最大60センチ銀山イワナ

無事に次世代に繋げてくださいな!

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2018人工産卵床造成・・・・2018,10,06

台風25号が迫る中、直前まで開催が危ぶまれましたが・・・

当日は晴天に恵まれ、(しかもフェーン現象で36度の猛暑!・・)

予定通り人工産卵床を造成することができました。ご参加いただいた皆様大変お疲れ様でした!


 

24名の参加者は手慣れた手つきで中荒沢に産卵床を作っていきます。

 

産卵床に最適な石をふるいに掛けて大きさを選別

今年は新潟のTV放送局TENYの取材が入りました。

 

産卵床が完成後、銀山湖で漁期中に釣れたイワナを放流!(抱卵親魚放流)

人工産卵床は産卵遡上してきた親魚の産卵を促すとともに、産卵可能場所が増えることで重複産卵(一度産卵してた場所に新たに入った魚が産卵し、最初の卵がダメになる)の回避などの効力があります。

 

暑い中の作業、ご苦労様でした!

 

作業終了後は恒例のBBQ!

今年も八海醸造から差し入れを頂きました!

 

台風の影響を見越して今年は銀山平温泉の格納庫をお借してBBQ会場となりました。
台風の南風で暖かい夜に、楽しい夜は更けていきました。

翌日に予定していたフィッシュウォッチングは雨により残念ながら中止となりました。

只今、遡上真っ只中。多くの魚が命を繋げますように・・・・・

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2017年 フィッシュウォッチング報告・・・2017.10.8

産卵床造成、そして夜のBBQ懇親会・・・盛り上がりました!

明けて日曜日、産卵遡上がはじまる種川、母なる川へ・・・いざ!

 

リポートは市村広報理事です!

~BQイッチー Nature Photo Graphy~ http://aqichi.exblog.jp/

2017年10月9日 フィッシュウォッチング報告です!
奥只見の大自然と、秋の紅葉報告も含めてお楽しみください!
今年の大イワナ遡上は、第一弾の60cmクラスのペアが宮の淵に…
これから紅葉が進むにつれて次々に親魚の遡上が見られることを願います!
秋の紅葉も10月下旬がピークの奥只見…
皆様も、奥只見の紅葉見物に出かけてみてくださいな!

奥只見の魚を育てる会
http://www.okutadami-iwana.jp/blog
アングラーズベンチ http://bench036.exblog.jp/
湖山荘 http://www.kozanso.jp/
荒沢ヒュッテ http://www.ops.dti.ne.jp/~arasawa/index.html
村杉 http://okutadami.com/
樹湖里 http://minsyukukikori.com/
伝之助 http://www.dennosuke.com/
とんじろ http://www.tonjiro.com/index.html

奥只見山荘 http://www.okutadami.jp/

※北ノ岐永年禁漁区への立ち入りは禁止です! 管理人同行及び許可が必要です!

今年の宮の淵 水量が少なめで、流れも少し変わった様子?

 

今年の水中撮影 60cmクラスの第一弾とヤマメが多かったですね…

別の支流では、若いイワナが!

そして、奥只見の大自然をお楽しみくださいな!

最近多いと言われる お猿さん!

マユミの赤い実と、秋恒例のカメムシ

 

アケビの実

山葡萄

奥只見の紅葉も、そろそろ始まりますね!

そして、朝一番の朝焼けと雲海!

山のみなさん 何時もありがとうござい鱒!

荒沢ヒュッテさんに 今回は、お世話になりました!

開高健名誉会長の思い出いっぱいの空間に簸たり…

 

2017年奥只見の秋! お疲れさまでした!

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2017 人工産卵床造成・・・・・2017.10.7

心配していた天気も予報が少しずつズレてくれ、イベント日和となりました。

リポートは市村広報理事です!

~BQイッチー Nature Photo Graphy~ http://aqichi.exblog.jp/



『 明日、世界が滅びるとしても 今日、あなたはリンゴの木を植える 』
次世代に繋げ! 奥只見の自然観察と小さな命の育み! 今年もやってきました...
2017年 人工産卵床造成&フィッシュウォッチング報告です!
今回も大勢の奥只見仲間にお集まりいただき人工産卵床造成と
フィッシュウォッチングを楽しく行うことができました!
ご参加みなさま、スタッフみなさま、山のみなさま お疲れ様でした!

アングラーズベンチブログ
http://bench036.exblog.jp
奥只見の魚を育てる会
http://www.okutadami-iwana.jp/blog
※北ノ岐永年禁漁区への立ち入りは禁止です! 管理人同行及び許可が必要です!

『河は眠らない』2017年も、この言葉が

合言葉で 皆さん集結です!

 

久しぶりに翼も参加してくれました! 次世代のエース! よろしくたのむぞ~~!

今回は、何時もの北ノ又本流とは別の支流で産卵造成を試みました…..

気心知れた何時ものメンバー! 産卵床つくりも身体が覚えていましたね!?

そして、湖山荘さんの協力で親魚放流も!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

造成した場所で…有酸素も豊富なポイントで…親魚放流…

 

時間をかけて慣らしたので、大丈夫でしょう! みんな!頑張れよ~

こんな、場所で今年は産卵床造成&親魚放流を試みました!

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いつもの場所・・・・

長期予報では酷暑の予報が出ていた今年の夏・・・

過ぎてみれば雨が多く暑かったという印象がありません。

新潟は例年の3割増しの降水量で大雨も何度かありました。(災害には至りません)

梅雨明けも8/2と例年よりも遅れました・・・

遡上も気になる季節になりました。
いつもと季節の巡りが少し違う今年ですが・・・・何時もの場所には既に岩魚の姿も見えました。
これからの遡上に期待ですね。

会員の中にもファンの多いアサギマダラは今年はアタリ年かいつもの場所に乱舞していますよ~

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