2024秋のイベントスケジュール

今シーズンもあっという間に禁漁を迎えました。

雨毎に産卵遡上する季節となりました。

周囲の山々も色付き始めています。

秋のイベントスケジュールです。

昨年実施したバーブ工のその後の変化観察とフィッシュウォッチング、人工産卵床の造成を行います。

※人工産卵床造成は昨年までの中荒沢ではなく場所を変えて行います。

また今回の活動に南魚沼市のフィッシングチロルさんから22,000円のご寄付を頂きました!

https://tirol-niigata.square.site/

寄付金はみんなと未来図コラボチャリティーラバーバンドの売上金からのご支援です。

チロルさんやラバーバンドを購入された釣人の想いが籠った寄付金は奥只見銀山の魚達の為に大切に使わせて頂きます。

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日時 2024年10月26日(土曜日) 

集合時間・場所 銀山平石抱橋・漁協監視小屋前  PM12:30集合

服装・持ち物  偏光サングラス、飲み物、軍手等作業に必要なもの(シャベル等)   

フィッシュウォッチングは偏光サングラスがあると魚の観察がしやすいです。

人工産卵床造成作業は川の中での作業となりますのでウェーダーなどの川に入れる格好でお越しください。

懇親会

そば処 富永 〒946-0011 新潟県魚沼市小出島595−5

https://maps.app.goo.gl/WN8Zn1hMENEPNA7t9

 17:00~ 貸切りで予約済みです。

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宮ノ淵バーブ観察2024

この冬は記録的な暖冬小雪で銀山平の積雪も例年の半分以下でした。

例年一気に積雪が増す2月は殆ど雪が降らず、3月中旬に名残り雪というには多い降雪があり一気に2m弱積もりましたが春に降った雪は一気にしぼみ、消えてしまいました。

4月9日は強い雨が降り北ノ又も今季一番の出水がありました。

バーブ造成後の水量では一番多かったのでバーブが飛ばされなかったか心配でしたが、4月15日の撮影でバーブがしっかり残っているのが確認でき、安心しました。

4月9日北ノ又川  (石抱橋から撮影)

撮影日:5月17日 宮ノ淵

残雪もあっという間に少なくなり、高い山に見える程度となりました。

雪代は完全に終了したので春の出水には耐えて機能しています。

淵も深くなっているように見えます。時間がある時に現地確認行ってきます。

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宮ノ淵バーブ工設置最終日!・・・11/4

バーブ工設置4日目です。(11月4日)

構想から丸3年がかりのビッグプロジェクトとなった宮ノ淵復活計画もいよいよ最終日となりました。

3,4日連チャンの方々には若干の疲れが見え隠れする4日目・・

バーブ工が春の出水や夏のゲリラ豪雨にも耐えられるよう可能な限り大きい石で木枠を固定していきました。

お昼の滝澤料理長の炊き出しは作業の合間の楽しみです。

木枠を完全に埋め込みついに完成です!

河口先生からも120%のバーブが出来たとお墨付きを頂きました。

事前準備から始まり、4日間の重労働にご参加いただきました皆様大変お疲れ様でした。

出来るだけ、自然にローインパクト且つ人の力で!というモットーで進めてきた事業ですが、人力ではどうにもならない堆積した石の移動とバーブ工設置河床の成形を重機の力に頼りました。

これなくして今回のバーブ工設置と完成度はなかったと思います。

以前の記事にも書きましたが川は変化していくもので、もしかしたら30年、50年、100年先には今回の作業が無くても淵はまた形成されたかもしれません。しかしそれまでの間の銀山岩魚の繁殖はどうなるか・・・今回の作業で淵の形成が早まり繁殖に良い影響が出る事を期待しています。

これからどの様に淵が変化していくかモニタリングしていきます。

今回の事業は公益財団法人 河川財団の河川基金から助成を頂き実施致しました。

また作業に参加していただいた皆様を始め、民間、行政、大学と多方面から多くのご支援とご協力を頂き完遂する事が出来ました。

改めてお礼申し上げます。

以下ご支援、ご協力頂いた皆様(順不同)

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公益財団法人 河川財団

新潟県魚沼地域振興局治水課

魚沼市建設課

関東森林管理局小出森林事務所

魚沼漁業協同組合

株式会社北海道技術コンサルタント

徳島大学大学院社会産業理工学研究部

新潟大学農学部農学科

公益財団法人 リバーフロント研究所

アウトドアライフストアWEST

snow peak(スノーピーク)

銀山開発株式会社

銀山平森林公園等管理組合

作業に参加していただいた皆様

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宮の淵バーブ工設置3日目~「小さな自然再生」~座学と現場研修・・・11月3日

11月3日 3日目はリバーフロント研究所~小さな自然再生~とのコラボ開催です。

参加者総勢43名、遠くは北海道や香川からもご参加いただきました。

午前中は白銀の湯の広間をお借りし勉強会です。

中島代表から銀山の歴史、イワナ激減の理由から会の成り立ち、これまでの活動と現況の説明から始まり、河口先生、権田先生、岩瀬先生と今回の事業の肝になるところをしっかりと勉強しました。

奥只見の魚を育てる会代表 中島典則   「奥只見の魚を育てる会の取組」

徳島大学大学院社会産業理工学研究部 河口洋一氏

「イワナの生態を知る」

新潟大学農学部農学科 権田豊氏  「渓流の瀬淵構造を知る」

(株)北海道技術コンサルタント   岩瀬晴夫氏  「バーブ工による淵づくりの挑戦」

午後の現地研修の前にお昼ご飯。滝澤料理長からトン汁の炊き出しもありました。

現地に移動し作業に取り掛かります。

一番の心配だった天気でしたが、この日は快晴で汗ばむほどの暖かい陽気に恵まれ一安心。

手順を確認しながら木枠を組み川に伏せていきます。

ご参加いただきました皆様お疲れ様でした!

リバーフロント研究所の和田さん、白尾さん大変お世話になりました!

作業は4日目に続きます・・・・

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宮ノ淵バーブ工設置作業と「小さな自然再生」現地研修会スケジュール

先週末の人工産卵床造成につづき、今週はいよいよ宮ノ淵復活の為の作業となります。

参加お申込みいただいている皆さま、今週もどうぞよろしくお願い致します。

作業は11月2日から4日の3日間を予定しております。作業の進捗状況で5日も作業をする可能性もあります。

以下のスケジュールを予定しています。

当日の天候や、状況により予定に変更が出る場合があります。

随時、参加の皆様と連絡を取りながら進めていこうと思いますのでよろしくお願い致します。

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11月2日 【北ノ又川内でバーブ工、製作下準備作業】

集合場所 銀山平温泉 白銀の湯駐車場

集合受付時間 8:40~8:50

現地へ移動     9:00~

バーブ工の材料搬入、組み立て作業 10:00~16:00

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11月3日 座学研修とバーブ工製作、設置作業

公益財団法人リバーフロント研究所からサポート、協力を頂き座学、設置作業を行います。

集合場所 銀山平温泉 白銀の湯

受付   白銀の湯玄関 8:30~8:50

座学開始 9:00〜10:20

座学内容   イワナの淵づくりに関わる座学研修 

    奥只見の魚を育てる会の取組(中島典則 奥只見の魚を育てる会代表)

    イワナの生態を知る(河口洋一 徳島大学大学院社会産業理工学研究部)

    渓流の瀬淵構造を知る(権田豊 新潟大学農学部農学科)

    バーブ工による淵づくりの挑戦(岩瀬晴夫 株式会社北海道技術コンサルタント)

昼食及び移動 10:20〜12:00
⼤イワナの淵づくりの実践@北ノ⼜川(11:30〜16:30)  前日のバーブ設置の続き作業
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11月4日、 バーブ工 製作、設置作業、片付け、撤収作業

集合場所 銀山平温泉 白銀の湯駐車場

集合受付 8:40~8:50

現地へ移動 9:00~

作業    9:30~16:00

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11月5日  予備日  ※作業の進捗状況により作業なしの場合もあります。

参加者持ち物

ウェーダー、雨具、作業手袋、帽子、タオル、昼食、飲み物等

熊鈴、熊スプレーなどをお持ちの方は用心にお持ちください。

※作業場所付近にトイレはありません。トイレは白銀の湯駐車場に設置の公衆トイレをご利用ください。

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昨日、宮ノ淵林道脇へ資材を搬入してきました。

北ノ又は平水より若干の水位増という感じでした。

今の所の天気予報だと2日の午前中に雨マークがありすこし心配ですがその後天気は安定して晴れるようです。

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助成申請と新設計

助成金採択通知

2022年11月に応募していた河川財団「河川助成基金助成事業の採択発表があり

今回の事業が採択となり、助成いただけることとなった。

そしてバーブ工の新図面も岩瀬さんから届いた。

最終設計は木材で四角枠を組み、これを河床に設置し枠内に石を詰めてバーブ工とする方法となった。

ZOOMミーティングで多少の寸法の変更(予算と材の規格の都合)が出たが概ね、この図面で最終決定となった。

つづく・・・・

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助成申請は不採択・・・木杭は・・・

2022年3月

前年秋に応募していた助成申請の結果が届いた。

下準備から書類作りまで多くの方にご尽力いただき、気持ち的には万全を期しての応募だったので

不採択通知は痛恨の極みだった。

今回の事業は会の財源だけでは不可能に近いので助成をいただくことは必須条件。

新たな助成先をさがしながら、事業計画と方法を引き続き練る事に・・・

2022年3月5日 ダムサイト

2022年3月5日 本流出合 

木杭の耐久テスト結果は・・

2022年前年(2021年11月)に試し打ちした木杭を確認に行くと

積んだ石、打ちこんだ木杭は跡形もなく流されていた。

北ノ又の水の力が予想以上に大きく、バーブの設計も変更する事となった。

続く・・・

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宮ノ淵復活へ向かって

まずは岩瀬氏、河口氏より現地確認をしてもらう事となった。

2020年11月14日、北海道から岩瀬氏、徳島から河口氏が手弁当で駆けつけてくれた。

左:岩瀬氏 中央:河口氏 右:池田副代表

河川工学のスペシャリスト岩瀬氏よりどうして宮ノ淵が埋まってしまったのか?、今後どうなるかの予測説明等、様々なアドバイス、説明を受ける。

宮ノ淵上端の川幅が広くなるエリアは増水時、上流の(川幅の狭い)強い流れで動かされた大きな石が、川幅が広がり流れが緩んだ所で石を動かすパワーが無くなり堆積して行く。(白沢合流点付近)

この堆積した石は新潟福島豪雨以上のパワーのある水が出ないと動く事はないという事。

10年、30年、もしかしたら100年後にはその様な水が出る事があるかもしれないが、それまでの間に現状で問題がないのか・・・

現場では本当に貴重なアドバイスを頂きました。

その後、河川内に降りて大まかな測量を行い、改めて大量の石が宮ノ淵上端に堆積している事がわかりました。

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平成23年 新潟福島豪雨

7月27日から30日にかけて、新潟県と福島県会津を中心に大雨となった。特に、28日から30日にかけては、前線が朝鮮半島から北陸地方を通って関東の東にかけて停滞し、前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となって、新潟県と福島県会津を中心に「平成16年7月新潟・福島豪雨」を上回る記録的な大雨となった。この期間の降水量は、福島県会津の多いところで700ミリ、新潟県の多いところで600ミリを超え、7月の月降水量平年値の2倍以上となった。(気象庁から抜粋)

この時の銀山平は

最大で70mm/1時間の豪雨となりR352の枝折峠~県境の金泉橋までの区間は90箇所を越える土砂崩れ及び道路が損壊した。シルバーラインも一部冠水した区間と道路に損傷を受けた。

銀山平地区は枝折峠、シルバーライン、そして福島へ抜けるR352も全てストップし完全孤立状態となり取り残された住人や観光客は自衛隊機の輸送で里へ下りた。

7/27降り始めた雨は一気に川を増水させた。川の中で大きな石がぶつかる音が響き渡る

夏の減水が始まった湖に濁流が流れ込む。

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