豪雨後の8月・・・池田副代表、北ノ又保護区監視の星和夫監視員、当時漁協銀山分会長だった星隼人(育てる会事務局)の3人で禁漁区内のリサーチに出かけた。
落ちた橋、抜けた林道、大きく変わった流れ、河畔林が丸ごと流された場所から大きな水のパワーには驚かされた。
しかし幸い、宮ノ淵は埋まらずに淵として残っていたことに安堵したことを覚えている。
しかしこの年から宮ノ淵は埋まり始めた・・・
豪雨のパワーで上流から押し流された大きな石は宮ノ淵上端の川幅が広くなるエリア(流れが緩くなる)に堆積した。
豪雨で運ばれ堆積した石は通常の増水のパワーでは動かず、小さなを動かしながらゆっくりと流れを変えていった。
浅く、広くなってしまった流れに河床を掘る力は無く淵は埋まっていった。
埋まった淵に遡上魚が付くことは無くなり、ここ数年、宮ノ淵で大岩魚の姿を見る事は無くなってしまった。