一気に押し寄せた釣りブームと乱獲で激減した魚類資源の復活を目指し
1976年 北ノ又川の一部(蛇子沢橋上流)が3年間の期限付きで禁漁区として指定された。
その3年後の1979年、禁漁の期限は更に延長され、1981年に現在の永年禁漁区(石抱橋上流の標識から上流域全て)が誕生した。
当時、魚を守り、育てる為の種川として禁漁区が設定されたのは日本では初めての試みであった。
1978年に奥只見の魚を育てる会主催で第一回目のフィッシュウォッチングを開催して以降、これまでに30回以上のフィッシュウォッチングを開催してきた。
フィッシュウォッチングのメインポイントは「宮ノ淵」
秋の遡上シーズンには銀山湖から遡上してきた大岩魚の群れが宮ノ淵で多数観察されてきた。
宮ノ淵上端は白沢と北ノ又川の合流点となっていて遡上の分岐点となる。秋の産卵遡上に宮ノ淵に遡上魚が一時留まるのは産卵パートナーを見つける場とか遡上休息地や雨による増水待ちと考えられていて
産卵遡上魚にとって重要なポイントとされてきた。